きれいな仕事のちょっとした業

20081022_foundationfine今朝は飯沼のM邸の基礎配筋検査をしてから、コンクリート打設に始めのうち立ち会いました。配筋検査はJIOの後だったのですが、見落としを1ヶ所発見して直してもらいました。その後、ポンプ車による打設だったのですが、病床に伏せている元基礎屋さんのおじいさんが、居ても立ってもいられずに歩いて出てこられたので、説明をして「いいかな?」と聞いたら堅そうなおじいさんがうなずいてくれたので、こちらも安心して打ち始めました。おじいさんは、昔は全部一輪車で運んだ―とも、ようやく聞き取れる声で言われましたので、私もそういう経験はあると内心思い出しました。コンクリートは周囲の底版部分だけ1周し、それから全体の土間コンを端から打設します。周囲の底版だけ先に打つのは、型枠の通りを真っ直ぐにする目的があります。少し時間が空くだけですが、一番底の底版を打つときに張られた糸に沿って型枠の通りを修正しながら打ちます。ここで出来上がりの精度が決まるわけです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です