20071203_duck1この頃、天竜川では堤防や護岸工事がそこら中で行われています。国交省では、ダムへの批判の振り替えからか河川の工事が目立つ気がします。私も36災害で家が流された被災者ですし、氾濫原に工場や住宅を建設させていただいているので、堤防が丈夫になることは本当に心強いことなんですが、こんなに大規模に川の流れを人工的に変えられていては越冬をする水生生物への影響が心配になります。現実に、大きな石や自然の淀みがなくなっているので、うなぎはいなくなりました。そんなことを想いながら先日堤防を歩くと、わき水の流れと小さな支流が交わり、これからの季節に稚魚が群れていそうな淀みがありました。そして鴨もそれを狙っていました。