林鉄

飯田市美術博物館で遠山の森林鉄道展が開かれています。その生い立ちから閉鎖までと、復興に向けた取り組みの写真などが飾られていて哀愁を感じるというか、ちょうど私が生まれる頃の、日本の60年くらい前の、しかも信じられないくらい山深い中の暮らしを少し覗くことができます。また、佐久間ダムが造られるころ(完成が昭和31年)の短い映画も上映されていて、遠山から切り出した材木を筏にしてダムの無い激流の天竜川を下る映像も見れます。遠山の林鉄は、その頃はまだ手付かずの森林資源を切り出すためにひかれたと説明されていますが、と言うことは、今ではアマゾンの奥地のような秘境だったんですね。今に、そんな辺境が残っていたら大アマゴがウジャウジャいるような羨ましさですが、当然なことに行くに行けない不便で危険なところなんですね。天竜川も同じで、ダムがなければ鮎が遡上する自然は返して欲しいところですが、それは暴れ天竜そのものなんですね。考えさせられます。